たとえるなら、1か月200万ウォンで生活していたご家庭に、突然100万ウォンしか渡されなかっ た場合、その不足分は貯金から引き出して補うことになります。

同じように、摂取カロリーを半分に抑えると、身体はエネルギーが不足し、その不足分を「体内 の貯金」である体脂肪から取り出して使い始めます。これが脂肪が減っていく仕組みです。

正肥丸を服用すると食欲が抑えられるため、食事量を半分に減らすことが比較的楽になります。

ただし、食事量を減らしているはずなのに体重が落ちない方もいらっしゃいます。

たとえば、朝は食欲がないから食べない、昼も面倒だから抜く、そして夜になってお腹がすいた 状態でご飯1杯とビール1杯をまとめて摂る、といった「不規則な食べ方」をしている場合、筋肉だ けが落ちて脂肪がむしろ増えることがあります。

成功するためには、「半分に減らした食事」を必ず1日3回、一定の間隔で少量ずつ規則正しく摂る ことが大切です。

食事量を減らすと、体は「入ってくるエネルギーが少ないのだから、消費も減らして節約しよう」 という方向に切り替わり、いわゆる「食べなくても痩せにくい体質」に近づこうとします。

これを防ぐためには通常は運動で代謝を維持・向上させる必要がありますが、運動を行うと逆に 食欲が強くなり、空腹がつらくなって食事制限が続きにくくなることがあります。

正肥丸は、体内の代謝量を高め、あたかも運動をしたかのような代謝亢進効果をもたらします。

そのため、必ずしも運動を行わなくてもよいというメリットがあります。

100メートル走をすると、動悸がしたり、顔が熱くなったり、息切れがしたり、口が渇いたり、 汗が出たり、脚が震えたりしますよね。

正肥丸を服用すると、走っていないのにそれに近い感覚――胸がドキドキする、手が震える、眠 りにくい、といった症状――が現れることがあります。

これらの症状は、正肥丸を1日3包のペースで服用していただく場合、通常は7日以内に体が慣 れ、気にならなくなります。

これらは正肥丸の「副作用」ではなく、正常な適応反応です。

この反応が強く現れる方は、比較的体重が落ちやすいタイプだといえます。

一方、これまで強いダイエット薬を多用してきた方や、頻繁にリバウンド（ヨーヨー現象）を繰 り返してきた方の場合、こうした反応が弱く出やすく、体重の落ち方もゆるやかになる傾向があります。

ダイエット中は摂取量が減り、脂肪を分解する過程で熱が生じることで、
便が固くなり便秘になりやすくなります。

こまめに水分を摂り、毎日排便する習慣をつければ、もともと便秘ぎみの方でも改善が期待できます。

もしすでに便秘が強い場合は、市販の便秘薬を併用していただいてもかまいません。ただし、 便秘薬だけに頼るのは根本的な解決にはなりません。

製造段階で、便通を促す生薬を一緒に加えるという方法も考えられます。そうすれば「食欲も落 ちる・体重も減る・お通じも良い・お腹も楽」という、いわば理想的な商品になるように見える かもしれません。

しかし、そのような強い生薬・成分を1～2年という長期にわたり服用し、目標体重を達成した後 に服用をやめると、腸の働き自体が弱くなり（腸無力症）、薬がないと全く排便できない状態に 陥るおそれがあります。生涯、下剤に依存し続けなければならない深刻な問題となりえます。

正肥丸は、長期間の服用でも体に負担をかけないよう、安全性を重視した処方となっており、長 期服用に適さない強い便秘成分はあえて含めておりません。

水分摂取と「毎日トイレに行って排便する」という習慣づくりで、多くの場合は十分に 改善が期待できます。

食事量を半分にし、正肥丸を1日3包お飲みいただくと、1か月あたりおおよそ2～3kgの 体重減少が期待できます。

1日2包の場合は、1か月あたり約1kg程度の減少が目安です。

1日1包の場合は体重を維持する段階になります。

減量を進めたい場合は1日3包、これ以上減らしたくない段階になったら、そこから1日1包に切り替えて 体重維持を行います。

10kg以上の減量に成功された場合は、リバウンドを防ぐために約2年間、 10kg未満の減量の場合は約1年間、1日1包のペースで継続服用していただくことをお勧めします。

ダイエットの本当の成功とは、「減った体重を戻さないこと」です。

リバウンドは、薬で痩せたから起こるのではありません。

身体が「元の体重」を記憶しており、その状態に戻ろうとする生理的な防御反応なのです。

断食であっても、運動であっても、体重が落ちれば身体は必ず元に戻ろうとします。

リバウンドを防ぐには、落とした体重を身体が「新しい標準体重」として記憶するまで、 1～2年程度キープすることが必要です。

その維持期間に、1日1包の正肥丸を継続していただくことが効果的です。

したがって、長期間の服用でも無理がない安全性が非常に重要になります。正肥丸は長期使用を 前提としても、体への負担が少ないように設計されています。

これまで何度もリバウンドを繰り返している場合は、体重が落ちにくい場合がありますので、 できるだけ一度で成功させる意識が大切です。